人力連続音開発レポート その4

目次

  • 子音の使い回し:切り出し

子音の使い回し-作業工程

以下の3工程.

  1. 切り出し
  2. 接続
  3. 微調整

1.切り出し

切り出しには,AudioCreatorを用いる.
これはシェアウェアだが,フリーのAudacityでも代用可能.

切り出し位置と切り出しファイル名の設定

AudioCreatorのマーカー機能を用いて設定する.
AudioCreatorでは,マーカー位置で分割し,マーカー名で保存する機能がある.

マーカーの挿入

マーカー名の設定

このマーカーを各切り出し位置すべての設定する.
最も時間のかかる作業で,大体「なにぬねのなんな」の切り出し位置をすべて設定するのに
慣れてきた頃で,1時間ほどかかった.

保存

マーカー位置で保存

切り出し場所の見分け方

どこまでが[a]なのか,どこから[n]なのかを見分ける方法だが,
UTAUで原音設定をする方法と同じである.
具体的には振幅の周期性の違いで見分ける.
下図のように,波形の形が全然違う.
[a]の周期

[n]の周期

[i]の周期

切り出しの際の注意点

接続点(※)は振幅が以下のようにゼロ交差しているところで切り出すと
後の接続と微調整が容易になる.

※接続点とは,[a-n]の場合の後端,[*-n-a]の場合の前端のことである.


長くなってしまったので,続きはその5以降にて解説する.
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